【お美津/千愛姫】は、
「うん。
 頑張る。
 【庄助】君にやってもらったから百人力、
 ううん。
 千人力だよ。
 必ず無事で帰ってくるからね。
 必ず。
 絶対に」
 と言った。
 【庄助】は、
「……?」
 と少しばかり【お美津/千愛姫】の意図がわからないと言った表情を浮かべたが、
「……そうですか。
 頑張ってくださいね」
 と自分なりに納得して応援の言葉を贈ったのだった。
 こうして【庄助パワー】を得た【千愛姫】は、翌週からの【求婚試合】に備えるのだった。


第八章 三月に一度の【求婚試合(きゅうこんじあい)】2


 翌週になって【千愛姫】との【求婚試合(きゅうこんじあい)】が行われる事になった。
 【求婚試合】は【求婚者】1名が1日を担当する。
 【千愛姫】の休みを2日挟むので、3日に1回が【求婚試合】となる。
 【千愛姫】が負けた時点で、【求婚試合】はその場で終了となり勝利した選手の主の元に【千愛姫】は嫁ぐ事になる。
 早ければ早いだけ、【千愛姫】をめとるチャンスがあるが、疲れていない【千愛姫】を倒すのは至難の業。
 そのため、ある程度戦って疲労させた時に戦った方が良いと言う考えもある。
 先に戦った方が良いか?
 それとも後に戦った方が良いか?
 それは、誰にもわからない。
 やって見なくては誰にも結果はわからないのである。
 それでは、【求婚試合】のスケジュールだが、以下の様になっている。
 【一日目】
 (01)【猛月藩(もうづきはん)藩主】とその【第一側妻】の次男、【猛月 源流斉(おうづき げんりゅうさい)】との【求婚試合】、
 【先鋒】/【田中 丈一郎(たなか じょういちろう)】/【憑依】が得意、
 【次鋒】/【真中 太一郎(まなか たいちろう)】/【憑依】が得意、
 【中堅】/【磯崎 究太(いそざき きゅうた)】/【憑依】が得意、
 【副将】/【畑 善吉(はた ぜんきち)】/【融合】が得意、
 【大将】/【道場 黄麻(みちば おうま)】/【召喚】が得意、

続きます。