よって結果は、
「そこまで。
 勝者、【鏡月側】・【下山 幾多郞】」
 と宣言された。
 これで、【闘月側】1勝、【鏡月側】2勝となる。
 【鏡月側】は3勝までリーチとなる。
 【闘月側】は後がない。
 もはや、一敗も出来ない状態に追い込まれた。
 【千愛姫】は、
「あぁ……
 何をしておるのじゃ。
 何を」
 といらだちを隠せなかった。
 彼女が出ていたら負けはしなかった。
 だが、【鏡月側】の申し出で【千愛姫】は参戦出来なかった。
 それが口惜しいのである。
 審判は、
「続いて【副将戦】、
 【闘月側】/【木村 直弼(きむら なおすけ)】、
 【鏡月側】/【千田 万次郎(せんだ まんじろう)】、
 前へ」
 と言った。
 【副将戦】/【闘月側】・【木村 直弼(きむら なおすけ)】対【鏡月側】・【千田 万次郎(せんだ まんじろう)】の闘いとなる。
 【木村 直弼】の得意【三闘技】は、【召喚】、
 【千田 万次郎】の得意【三闘技】は、【憑依】となる。
 またしても【闘月側】が【召喚】、【鏡月側】が【憑依】となる。
 【先鋒戦】では負けている組み合わせだ。
 また負けないとも限らない。
 と言うのも、【召喚師】が無防備状態にあると言うのが影響している。
 【憑依】と違って【召喚師】の方は自らの身体に負担は無い。
 だが、【召喚】したものに対して意識を集中しているため、【天才的】な【千愛姫】は別として、どうしても隙が出来るのだ。
 【決戦】では無く、【合戦】の様な団体戦の場合は、有利に働く【召喚】だが、【決戦】の様な個人戦主体の闘いとなるとどうしても少し、不利になるのは否めなかった。
 これは、【決戦】の場に【召喚師】を選んだ【幸士郎】側の判断ミスと言えなくもない。

続きます。