【山田 丈二】は、
「はぁつ。
 【自他融合(じたゆうごう)】、【融合】せりは【我】と【物の怪】/【呪殺刀剣(じゅさつとうけん)】、
 【自他融合(じたゆうごう)】、【融合】せりは【我】と【物の怪】/【呪殺刀剣(じゅさつとうけん)】、
 【自他融合(じたゆうごう)】、【融合】せりは【我】と【物の怪】/【呪殺刀剣(じゅさつとうけん)】、
 ………
 【融合完了】なり」
 と唱えた。
 ここで解説を少ししよう。
 【自他融合】とは自分と他の存在を【融合】させると言う意味である。
 【呪殺刀剣】とは長年【呪殺】に使われてきた刀剣が【呪い】を吸って妖怪化したものだ。
 つまり、【山田 丈二】と【物の怪】/【呪殺刀剣】の融合を意味している事だった。
 それに対して、【下山 幾多郞】は、
「ひゅうぅぅぅぅ……
 はっ。
 【他別融合(たべつゆうごう)】、【融合】せしは【動物霊】/【白銀の狐】と【先祖霊】/【下山 周五郎(しもやま しゅうごろう)】なり、
 【他別融合(たべつゆうごう)】、【融合】せしは【動物霊】/【白銀の狐】と【先祖霊】/【下山 周五郎(しもやま しゅうごろう)】なり、
 【他別融合(たべつゆうごう)】、【融合】せしは【動物霊】/【白銀の狐】と【先祖霊】/【下山 周五郎(しもやま しゅうごろう)】なり、
 はっ」
 と唱えた。
 また、少し解説をしよう。
 【他別融合】とは本人以外のものと本人以外のもの同士を【融合】させて操ると言うことになる。
 【動物霊】/【白銀の狐】とは、昔、多くの人を食い殺したとされる伝説の狐の霊と言うことになる。
 もちろん、【融合】なので、霊の状態では無理なので、器に【白銀の狐】の魂を定着させてゴーレムの様に動かす事になる。
 また、【先祖霊】/【下山 周五郎】は【下山家】にあって、最も武功をあげたと言われる先祖になる。
 これも霊なので、器に魂を定着させて動かすと言うことなる。
 そして、【白銀の狐】と【下山 周五郎】を【融合】させて戦わせると言うことになる。
 【闘月側】は【物の怪】、【鏡月側】は【蘇生者】と【蘇生動物】の【融合】。
 勝負としては【物の怪】との【融合】を果たしている【闘月側】が有利だと思える。
 だが、前にも解説した通り、呼び出したもの、【融合】させたものの【力】だけでなく、それを操る【術者】の力量も関係しているのだ。
 特に、【下山 周五郎】は、【下山 幾多郞】の先祖。
 相性はバッチリである。

続きます。