また、【雑兵】を一発で倒せる必殺技を【騎士】は持っているなど、イメージとしては【将棋】に【格闘ゲーム】の要素を加えたようなものになっている。
 また、同じ【雑兵】でも元になった存在の力によって使える力も異なる。
 【火属性】の【雑兵】なら、【火】の力、
 【水属性】の【雑兵】なら、【水】の力などの様に変わる。
 属性による相性でも与えるダメージが異なってくる。
 そう言う意味では、毎回条件が変更される【ゲーム】でもある。
 だが、この【ゲーム】の【コマ/兵】にする事によって、せっかくの【特殊能力】が限定されてしまうのは否めない。
 そのため、【白樺教授】が【バトルタクティクスゲーム】にこだわる限り、【白樺教授】が預かった【兵】は本来の力よりも【弱体化】してしまっているのである。
 【白樺教授】は暗示にかかり、戦術で【春日井氏】に勝ちたいと思っているので、毎回、この条件で勝負を挑み、せっかくの【兵】を疲弊させて行く。
 【春日井氏】が考えた【ゲーム】なのだから、【春日井氏】が得意なのは当たり前なのだが、【白樺教授】は自分が考えた【ゲーム】だと思いこんでいるので、自分がこんな【若造】に負ける訳がないと思っているのだ。
 【白樺教授】は、
「ふはは。
 今度こそ、かぁつ。
 今までの負けは帳消しじゃ」
 と言って意気込むが、
「ん……
 むむっ……
 ちょっとまて……」
 と言って悩みだし、
「貴様ぁ。
 汚いぞ。
 何で毎回、ワシが負けねばならん。
 イカサマじゃ。
 イカサマを使っておるのじゃ」
 と文句を言い出した。
 【春日井氏】は、
「わからない人ですねぇ。
 これは移動出来ないと言っているじゃありませんか。
 こっちを移動させれば良かったんですよ」
 と指摘する。
 【白樺教授】は、
「よし。
 待った。
 やり直しじゃ。
 こっちにする」
 と言う。

続きます。