最後に【魔王】を倒して、【春日井氏】も【手紙】を残し、とんずら――と言うパターンになっている。
 だが、今回は珍しく、【勇者】パーティーと出会う前に【白樺教授】と再会したのだった。
 【春日井氏】は、
「何を企んでいるんです?」
 と尋ねた。
 【白樺教授】は、
「な、なんの事かな?」
 とすっとぼける。
 だが、4回目ともなると、このじいさん(正体)がなんらかの悪巧みをしているのは予想出来たのだった。
 【春日井氏】は、
「また、罰が当たりますよ」
 と注意した。
 【白樺教授】は、
「ふん。
 今度こそワシの野望は成就するんじゃ。
 今回は貴様に忠告に来たんじゃ。
 ワシの邪魔をするな。
 それだけじゃ。
 ではさらばじゃ」
 と言って去って言った。


第九章 六番目の【冒険】


 【春日井氏】は、
「嫌な予感がするなぁ……」
 とつぶやいた。
 【チェルシー】は、
「あのじいさん、私、嫌いにゃ。
 とっととトドメさしたら良いのにゃん」
 と言った。
「そんな事言うもんじゃないよ。
 たぶん、あのおじいさんはかまって欲しいんだよ。
 だから、僕にちょっかいをかけて来るんだと思う……」
「宿命のライバルって奴かにゃん?」
「ライバルか……
 そうなのかな?」
「違うにゃん。
 ただの迷惑なじいさんだにゃん」
「そうだね。
 そろそろ隠居して欲しいと思っているんだけど、元気だよねぇ。
 体力の方は変わって無いと思うんだけど、どこにあんな元気があるんだろうねぇ……?」
「逃げ足だけは凄いにゃん。
 ご主人様に負けないにゃん。
 それより何か狙っているにゃんよ」
「そうだねぇ。
 また、何か仕掛けてくるかも知れないね」
「となるとまた、冒険が近くにあるという事にゃん?」
「そうだね。
 パターン化しているから大体、展開が読めるよねぇ。
 今回は【白樺教授】の方が早かったけど、大体、今頃……」
 と話していると、

続きます。