(07)2番の【魔物を従えた老婆の肖像彫刻画】、
 ――【黒の彫刻画】が動き出す前に【万能分解液】と【増殖液】の【混合液】のシャワーで分解、
 (08)1番の【月から来た姫君の肖像彫刻画】、
 ――【黒の彫刻画】が動き出す前に【万能分解液】と【増殖液】の【混合液】のシャワーで分解、
 ――と流れ作業の様に戦闘になる前に全て【混合液】のシャワーで全て分解してしまった。
 さすがに最後の(09)0番の【黒の魔王の肖像彫刻画】は焦ったのか、【彫刻画女傑】一行が到着する前に動き出していた。
 (09)0番の【黒の魔王の肖像彫刻画】イコール【黒の魔王】は、
『貴様達。
 よくも我が同胞を……』
 と恨みの声を発する。
 【紅礼緒】は、
「ばぁ~か、
 ばぁ~か。
 お前なんかもう、怖くも何ともないもんねぇ。
 私達には【清俊】さんって言う強い味方が居るんだからねぇ。
 よくも私達の青春の大事な時間を奪ってくれたわね。
 あんたをサクッと倒して、私達は恋に生きるのよ。
 ねぇ、【ダァ~リン】」
 と言った。
 【春日井氏】は、
(誰が【ダーリン】なんですか?)
 と心の中で突っ込んだが、それをおくびにも出さずに、
「あと、1つです。
 この【黒の魔王】を倒せば、あなた方は自由です。
 好きに恋でも何でもしてください」
 と言った。
 もちろん、恋の相手は【春日井氏】本人の事ではない。
 誰か別に相手を探してくださいと言う意味で言ったのである。
 【黒の魔王】は、
『お前達に我が苦しみがわかってたまるか。
 口惜しい。
 憎らしい。
 恨む。
 恨む、恨む、恨む、恨む、恨む、恨む、恨む、恨む、恨む、恨む、恨む、恨む、恨む、恨む、恨む、恨む、恨む、恨む、恨む、恨む、恨む、恨む、恨む、恨む、恨む、恨む、恨む、恨む、……
 私はあの男が憎い。
 あの男の才能が憎い。
 私はあの男に恋をしていた。
 その気持ちを利用され、私は魔導に落ちたのだ。
 だから、あの男が憎い。
 憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、……』
 と恨み言を言った。

続きます。