と言うことは【古都】はとっくの昔に結婚して……
と思ったが、【古都】が自分の子孫のため、【幻影】となって、自分に頼みに来たのかも知れないと考えると、無碍にも断れない。
しかたなく、
「……わかった。
【古都】さんとの事もあるから、【魔王】討伐は参加するよ。
これも何かの縁だしね……」
と答えた。
【紅礼緒】の性格は【古都】とは全然違うので、はっきり言って好みではない。
だが、【古都】のためにも、彼女の悲願だった【黒の魔王】討伐は引き受けた方が良いと考えたのだった。
こうして、気付いて見たら終盤だったが、5番目の【魔王】討伐に参加する事になったのだった。
第七章 5番目の魔王討伐
【黒の魔王】討伐に参加する事になった以上、現在の情報を知らなければならない。
【春日井氏】が知っている情報は、
【赤の彫刻画女傑】は、【シェリー】、
【青の彫刻画女傑】は、【古都】、
【黄の彫刻画女傑】は、【コルネリア】、
【緑の彫刻画女傑】は、【アニータ】、
【紫の彫刻画女傑】は、【カリダード】、
【橙の彫刻画女傑】は、【ドロテーア】、
【白の彫刻画女傑】は、【ミルヴァ】、
と言うもので、これに【古都】が【京極 鈴羅】の下働きの女性だったという事を加えたものだ。
だが、これは数百年前の情報であり、現在の情報では無い。
【彫刻画女傑】達も何百代も代替わりしている。
そこで、改めて、紹介してもらう事になった。
【548代目赤の彫刻画女傑】は、【アラーナ(初代シェリーの子孫】、
【547代目青の彫刻画女傑】は、【紅礼緒(くれお)(初代古都の子孫)】、
【546代目黄の彫刻画女傑】は、【アウレリア(初代コルネリアの子孫)】、
【549代目緑の彫刻画女傑】は、【シャルリーヌ(初代アニータの子孫)】、
【546代目紫の彫刻画女傑】は、【ベルティーナ(初代カリダードの子孫)】、
【547代目橙の彫刻画女傑】は、【アイナ(初代ドロテーアの子孫)】、
【548代目白の彫刻画女傑】は、【アネッテ(初代ミルヴァの子孫)】、
となっている。
【初代】達はそれぞれ、自分の宿命に殉じて居た様だが、現代の子孫達は、
「まぁ~。
【春日井 清俊(かすがい きよとし)】さんと言いますのぉ~。
わたくし、【アラーナ】と申します。
何だか運命を感じますわぁ~」
「私、【アウレリア】ねぇ~。
ねぇ。
私の恋人になってよ【清俊】君。
女ばっかの旅で男ひでりなんだよねぇ~」
続きます。