確か昼食を食べた後、【古都】と【鈴羅】とすれ違って、夜になったら、【古都】が身を投げそうでそれを止めて……
 と考えた。
 そして、
「待ってくれ、【古都】さんはどうしたんだ?
 【彫刻画女傑】の話は?」
 と言った。
 その時、
「何故、その事を知っているの?」
 と言う声がかかった。
 知らない女性だった。
 【春日井氏】は、
「き、君は誰だい?」
 と聞く。
 女性は、
「私は、547代目【青の彫刻画女傑】の【紅礼緒(くれお)】って言いまぁ~す。
 【古都】ってひょっとして【初代】の事ですかぁ?
 なんだか運命を感じちゃいますねぇ~」
 と言った。
 【紅礼緒】?
 【初代】?
 言っている意味が全くわからない。
 【春日井氏】は、
「ききき、君が【青の彫刻画女傑】なの?
 こここ、【古都】さんはどこに?」
 と聞いた。
 【紅礼緒】は、
「やだなぁ。
 何百年前の話をしているんですか?」
 と言った。
 【春日井氏】は、
「な、何百年前????」
 と聞いた。
 【紅礼緒】は、
「そうですよぉ。
 【黒の魔王】の脅威が始まった黎明期の話じゃないですかぁ。
 あの頃は、全然、一桁、二桁ナンバーを破壊できなかったんですよね。
 その時の失敗を糧に何百年も研鑽し、今じゃ、二桁ナンバーも全て破壊して、残すはナンバー0から8の9枚の一桁ナンバーを残すのみとなっていますよ。
 何百年がかりで、闘って来た【黒の魔王】との闘いも終盤にさしかかってきてますよ。
 私達の代で、倒せる可能性が高いです。
 あのぉ。
 もし、良かったら、これも何かの縁だから、一緒に【黒の魔王】を倒しに行きませんかぁ?
 そこのお連れさん。
 あなたならこんな事で倒れる様な人じゃないって言ってましたし、実は相当な実力者なんじゃないんですかぁ?
 それに9番の【古き良き時代の乙女の肖像彫刻画】を破壊したお手並み。
 見事でしたよ。
 十分、即戦力です」
 と言った。

続きます。