受付の男性は、
「そうかい?
 じゃあ、前、失礼するよ」
 と言って背中から手を回し、【春日井氏】の股間に手を伸ばす。
 【春日井氏】は、
「!????」
 と反応した。
 途端に距離を取り、
「ななな、何を……?」
 と聞いた。
 受付の男性は、
「あらっ
 良い物もってんじゃん。
 惚れちゃいそうよ」
 と言った。
 【春日井氏】は、ゾゾゾっとなる。
 まさか、【オネェ系】の人?
 と思った。
 【LGBTQ】を否定するつもりは無いが、【春日井氏】はノーマルである。
 つまり男色の趣味は無い。
 そう。
 【春日井氏】は超絶美形。
 モテるのは女性だけとは限らない。
 【オネェ系】の方にも非常にモテるのだ。
 【春日井氏】は、
「ごごご、ごめんなさい。
 ぼぼぼ、僕は好きな人が居ますので。
 そそそ、そう言った関係にはなれませんのでぇ~」
 と言った。
 出任せだ。
 好きな女性など居ない。
 だが、こうでも言わないと受付の男性を拒絶出来ないと思ったのだ。
 受付の男性は、
「あらん。
 残念ね。
 めくるめく、新しい体験をさせてあげようと思ったのにぃ。
 ねぇ。
 んふぅん~」
 と言ってウインクした。
 【春日井氏】は青ざめる。
 どうやら、受付の男性は【肉食オネェ系】の様だ。
 気に入った男を見つけると、強引に関係を迫るタイプの様だ。
 とにかく、この場に居るのは不味いと思った【春日井氏】は早々に【露天風呂】を出た。
 そして、
「いやぁ~びっくりしたなぁ。
 世の中には色んな人が居るんだなぁ。
 心臓がまだバクバク言っているよ。
 僕には刺激が強すぎたなぁ……」
 と言って、部屋に戻った。

続きます。