【アグネス】は、
「私達が【清俊】さんの事を気に入っているから、気に入らないのよねぇ~」
 と言った。
 【チェスター】は、
「そんな事ねぇって」
 と言い訳する。
 彼は【春日井氏】が来る前にちやほやされていたので面白くないのだ。
 【リサ】は、
「ちょっと【アグネス】。
 【清俊】さんって何よ。
 【清俊】さんって」
 と突っ込んだ。
 【アグネス】が【春日井氏】の【ファーストネーム】で呼んだことが気に入らないのだ。
 【アグネス】は、
「良いじゃない。
 仲間なんだから」
 と言った。
 【リサ】は、
「じゃあ、私もぉ~。
 き・よ・と・し・さぁ~ん」
 と言った。
 【春日井氏】は、
「は、ははっ……」
 と言って笑ってごまかした。
 内心は、
(勘弁してくださいよぉ~。
 ますますギスギスするじゃないですかぁ~)
 と思っていたが。
 【ニコラス】は、
「あぁ、たりぃ……
 なぁ、新入り。
 何か無いのか?」
 と言った。
 彼もそうだが、男性メンバーは【春日井氏】の事を名前では呼ばない。
 【新入り】と呼んでいる。
 それは、メンバーとしては認めないという明確な拒絶だった。
 男性メンバーにとっては、【春日井氏】はチームの輪を乱す【チャラい男】として写っていた。
 そんな事は全然ないのだが、偏見で凝り固まった彼等の頭の中では百パーセント【いけ好かない奴】として写っていたのだった。
 【春日井氏】は、
(帰りたい……)
 と思った。
 帰って、素朴な女性と恋に落ち、幸せな家庭を築きたい。
 そんな夢を持っていた。
 だが、こんな事をしていてはそんな夢は叶わない。
 ここにいる女性メンバー。
 【リサ・エイマーズ】、
 【アグネス・アビントン】、
 【ポーラ・ウィッカム】、
 みんな、化粧が派手だ。
 と言うか、【春日井氏】をメンバーに加えてからみんな【ナチュラルメイク】から【ファンデーション】を塗ったくった様な派手なメイクに変わっていた。

続きます。