それは今までの冒険者達とのパーティーを組んでみて理解していた。
 だが、ただ1つ違うものがある。
 それは【春日井氏】の実力だ。
 彼の実力は本物なのだ。
 きっと彼の実力を知ったら【リサ】達は度肝を抜かれるだろう。
 それくらい強いのだ。
 本人は地味ぃ~な生活を望んでいるが、実力は折り紙付きなのだ。
 【チェルシー】は、【春日井氏】の経歴をオーバーに話したのと彼が【発明技能家(はつめいぎのうか)】という世界にただ1人だけの職業であるという事を伝えたのだった。


第三章 魔王討伐……しちゃいます?


 【リサ】達と【チェルシー】――お互い見栄の張り合いもとい、経歴の話は済んだ。
 それで、一応、仲間として、【魔王討伐】までの残った【冒険】――
 5人目の【魔王幹部】の居城討伐と、【魔王城】討伐までを【春日井氏】と【チェルシー】は参加する事にしたのである。
 【汽車】に乗ってからしばらくして、終点にたどり着いた。
 そこからは歩きとなる。
 【魔王幹部】の居城には【汽車】は通っていない。
 【リサ】は、
「ここからは歩きよ」
 と言った。
 【チェスター】は、
「おい、新入り。
 おいていかれるなよ」
 と言った。
 【ポーラ】が、
「ちょっとぉ。
 【春日井】さんにあたりきついんじゃないの」
 と言う。
 【チェスター】は、
「んなこたぁねぇよ。
 俺は普通だ」
 と言い訳する。

続きます。