少女は、
「はぁはぁ……
 ここじゃ、他の人を巻き込んでしまう……
 どこか別の車両に……」
 と言って、更に奥に進んでいった。
 【春日井氏】は、
「【追っ手】……」
 と再びつぶやく。
 【チェルシー】は、
「ご主人様。
 まさか、関わろうとしてにゃいですよね?」
 と聞く。
 【春日井氏】は、
「ま、まさか……
 でも……【追っ手】……?」
 と言った。
 やはり、少女の言った【追っ手】という言葉が引っかかっている様だ。
 【チェルシー】は、
「ご主人様はお人好し過ぎるんですにゃ。
 そんなんだったら命がいくつあってもたりにゃいにゃん」
 と注意した。
 【春日井氏】は、
「そ、そうだよね。
 ……だけど……【追っ手】……」
 とつぶやいた。
 やはり【追っ手】という言葉が気になっている様だ。
 【チェルシー】は、
「駄目ですにゃん。
 ご主人様。
 それで、三回、【魔王】と敵対しているにゃんよ」
 と再度注意した。
 【春日井氏】は、
「そうだね。
 反省してる……
 じゃあ、お、お【弁当】をたべ……」
 と言いかけた時、また、6号車のドアが、
 ガラッ
 と開き、屈強そうな男達がドカドカと入って来た。
 そして、【春日井氏】の前に来て、
「おい、貴様。
 ここに女が来なかったか?」
 と詰問した。

続きます。