「そうね。
 確かに居たって推理だったわね」
「だけど、結局は見つからなかった。
 彼女を殺人鬼に変えたフィクサーは闇の中だった。
 でもね。
 こう考える事は出来ないだろうか?
 僕らは黒幕を見つけられなかった。
 だから、負けたと感じていた。
 だけど、黒幕の方も自分の手足として使っていた【仁藤】さんを失ったんだ。
 黒幕にとっては痛み分けだったんじゃないかって。
 そして、僕らはその黒幕に目を付けられた。
 目的の邪魔をした【敵対者】として、認識させられたんじゃないかって。
 だから、僕らを攻撃しようと、君に近しい【北島】さんを仲間に引き入れようとした。
 だけど、【北島】さんは、友達の君を殺すのは嫌だから抵抗した。
 それで、黒幕に殺された。
 そう言う事も考えられないだろうか?」