その内の1つに例の【黒い手紙】が添えてあった。
 悪いとは思ったが、【千逢希】は棺の中から、その【黒い手紙】を抜き取って喪服に隠した。
 【妙】の遺体と一緒に燃やされてしまったら、おしまいなので、藁にもすがる気持ちで、(ごめんね。
 でも、あなたの無念を晴らすために必要かも知れないから……)
 と思って、こっそり持ち帰ったのだった。