そして、
「失礼します。
 一年生の【北島】さん、いらっしゃいますか?」
 と言って入った。
 入る前に小声で、
「【当てる】」
 とつぶやいている。
 【千逢希】は、部室をざっと見る。
(違う、
 違う、
 違う、
 違う、
 違う、
 違う、
 違う、
 ……居た。
 あの人だ。
 間違いない)
 と思った。