おじいさんの見た目がみすぼらしく見えたため、親切にしても何の得にもならないとして、人々が通り過ぎて行ったのだ。
 おじいさんは、
「はぁ……
 やれやれ……
 せち辛い世の中じゃのぅ……」
 とため息をつく。
 そんな中、
「おじいさん。
 大丈夫ですか?
 立てますか?
 良かったらつかまってください」
 と声をかける少女が。