【愛珂】は、
「ちょっと――
 一所懸命戦った人に対してなんてこと言うの?」
 と言ったが聞く耳を持たない。
 【桃芽】にとっては【勝ってなんぼ】の世界なのだ。
 【勝てば官軍】。
 【勝て】ば、どんな理不尽な事でも【正義】として語れる。
 だが、【負け】れば、最悪の女として認識されてしまう。
 それだけは、
 それだけは認める訳には行かなかった。

続きます。