「そうか、そうか。
私は嬉しいよ」
「俺だけじゃなく、【奴】も敵側で同じ状況になるんだろ?
闇にスカウトされたって事はそういう事だろ?」
「そうだ。
情報屋から得た情報によれば、【グラン・グレード・エネミー】の広報部が君の元彼女をスカウトし、その彼女が【彼】を誘惑したらしい」
「色香に騙されたって訳か?
俺も人の事、言えた義理じゃねぇがな。
俺には、幸い、支えてくれる人(愛珂)が居たから立ち直れたが、【奴】にはそういう人が居ないと見た。
だから、俺がぶん殴ってでも目をさまさせてやる必要があると見た」