恐らく、【純奈】は自身の嘘を肯定させるために、適当な男子に頼んで、午後四時四十四分四十四秒に不気味な木の所に居てもらうつもりだろうと推測していた。
 実際、【漁斗】が【純奈】の後をこっそりつけて行くと、彼女は悪戯好きそうな男子に声をかけて居た。
 【純奈】は、
「ちょっとあんたに頼みたい事があるんだけど」
 と声をかける。