そもそも、そんな彼だから好きになったのだから。
 【柚李】は、
「何とか【漁斗】の役に立つことは無いかしらね……」
 とつぶやいた。
 【富永家】の資金力を駆使して、【漁斗】のやっているまっすぐな事に協力したい。
 それが、現在の【柚李】の【夢】だった。
 【漁斗】との恋は半ば、諦めていた。
 かつて、【塁】をいじめた形になってしまった過去。