黙ってフラれて泣き寝入りなんてしやしない。
 自分をフッた男にはしっかり復讐を果たしてやる女子だった。
 五円玉に糸を通し、【れいや】の前でぶらぶらと揺らす。
 次第に【れいや】は眠くなり、トロンっとなる。
「う~ん……
 むにゃむにゃ……」
 彼女の意識は遠くなる。
 彼女が再び気づいた時――
 足下には男が気絶して転がっていた。
 やったのは多分、自分。
 【れいや】自身だ。