むろん、そんな事にひるむ様な【敵】ではない。
 わかっていて【ハルカ】を亡き者にしようとしているのだ。
 だから、敵の手が緩む事は無い。
 だが――
 キューン……ドシュンッ
 突然、巨大な影が舞い降りた。
 その巨大な影から、
「【ハルカ】ぁ~っ。
 助けに来たぞぉ~」
 と叫ぶ声がした。
 その声を聞いた時、【ハルカ】は口を手で押さえ、瞳からは涙が。
 その声は一度は諦めた声だった。
 自ら決意して、その相手のために、離れる事を決意した。