「なんだ、お前、私の事知らないのかい?
 まぁ、ずいぶん、時が経っちまってるからねぇ。
 知らないのも無理はないか。
 まぁ、私の事はどうだって良いんだよ。
 あんたが追っているのは【ハルカ】と【ハルス】だろ?
 それさえ確かなら後はどうでも良いんだよ」
「何で【ハルカ】と【ハルス】の事を知ってんだよ?」
「だから、どうでも良いって言ってんだろうが、この馬鹿たれが。
 助けたいんだろ?
 それで十分なんだよ。
 あんたが、あの子達にとって有益な存在かどうか、私が見極めてやるって言ってんだから、素直に従いな」