第八章 謎の老婆


「お、オレッチの【ノーフェイス】が……」
 呆然となる【ホウジ】。
 途方に暮れる。
 その彼の背後から、
「監視装置付きのポンコツ【戦身】で何をしようってんだ、このたわけめが。
 このまま行けば、あの子が危険にさらされるのがわからんのか?
 ちったぁ考えんかい、このバカガキがぁ」
 と声がした。
「だ、誰だ?」
 【ホウジ】が振り向く。
 そこには、1人の老婆が立っていた。
 老婆と呼ぶのは失礼かもしれない。
 顔や手にはしわがあるものの背筋はピンと立っていた。

続く。