「な、何言ってんだよ、お前等……」
「よく聞いて欲しい。
 今の王室は傀儡政権なんだ。
 3つの派閥が自分達の好きなようにしようと王室を蹂躙している。
 僕はそれが嫌で王室を抜けた。
 だけど、【ハルカ】まで、逃げてくるなんて……。
 だから当時は驚いたよ。
 【ラフイラ】の時の彼女とは遠目で見るだけの間柄だった。
 僕は【ハルカ】を意識していたけど、所詮、正統ではない【王子】。
 若気の至りで、現女王が僕の父親との間にもうけた子供だ。
 第一王子であっても王位継承権は無い。
 だから、【ハルカ】は僕の事を知らなかった。