それがわかるから、【ふたば】はまず、【さくま】にやらせる事にした。
 彼がどうしても出来なくなってから初めて彼女が出る。
 そういうスタイルを取ることにしたのだ。
 人間、守ってもらってばかりだと弱いままだ。
 決して強くはなれない。
 それよりは多少なりとも苦難を経験した方が心身共に強くなる。
 余り強すぎる困難だとつぶれてしまう。
 適度な方が良い。
 バランス良く、試練を与えた方がすくすくと強くなっていく。
 それを【ふたば】はよくわかっていた。
 【ちえり】には無い【ふたば】の特性。