そしてまた眠りというのを何度か繰り返し、【さくま】は強くなった。
 身体的にではない。
 精神的に強くなっていた。
 これまでの【お庭番】頼りの情けない自分ではない。
 これからは【家族】を守るんだという気持ちが表れた凜々しい顔立ちに変わって居た。
 弱々しい感じの今までの印象とは違っている。
 【さくま】は、
「……行くか。
 今度は後悔しない。
 したくない」
 とつぶやき、安全地帯から一歩前に出たのだった。