そしてそっと抱き合った。
 家族である事を確認する様に。
 【さくま】はさっと立ち上がる。
 立ち止まっては居られない。
 前に進まなくてはならない。
 だってそれは、【ちえり】との約束だから。
 【ちえり】は最初から、自分が廃棄処分となった後の事を言って居た。
 自分が居なくなったら、【木のキー】が再び光ると告げていた。
 彼女の言う通り、【木のキー】は光っていた。
 つまり、これは【ちえり】が亡くなった事を意味している。