呆然となる【さくま】。
 呼ぶって言ってもどうやって呼ぶのか聞いていない。
 だが、立ち去ってしまった後でそれを聞けなかった。
 あわてん坊な男だったと諦めるしか無かった。
 だが、【おぼろ】という【知的生命体】に会えたのは収穫だった。
 少なくとも話が通じる相手がいる。
 それはいざと言う時、助けになるかも知れないという安心感を与えてくれるものだった。