聞いてみるとその目標というのが途方もなく長い道のりというのがわかったのだった。
少しばかりやる気が削がれたが【さくま】と【ちえり】は、【雲孫の事典】がある神殿へとたどり着いた。
そこは、神殿と呼ぶには簡素過ぎる場所だった。
4本の柱が建ててあり、その中央に台座があり、そこに淡い光を放つ【本】があった。
【本】というよりはそれは【事典】を指すのだろうが、ページを開いてみると予想通り白紙だった。
何ページあるのかわからないが、恐らくは1000ページはあるだろうというのが見た目でわかった。
表紙を見てみると【薔薇】に似た【蕾】のイラストが描かれていた。