すると【ちえり】は、
「この世界では食し方に作法があるのです。
 作法を間違えると毒にもなる。
 それが、この世界の食材です」
「し、知らなかった。
 それじゃ知らずに食べていたら……」
「恐らくはそのまま……」
「ひぃ~……」
「御館様。
 これから私があなた様がこれから行う事を説明いたします。
 どうか聞き漏らさずに頭に入れてください」
「う、うん……」
「あなた様のこの世界での目的は【辞書】にこの世の理、全てを記す事です」
「ぜ、全部って無理だよ」
「いいえ、お言葉ですが、決して無理ではございません。
 そのため、あなた様にはこの【木の越果】用に1000年の時の余裕が与えられているはずです」
「1000年の時?」