彼が着くと、木の幹が光っていた。
 木の種類こそ違うが、まるで竹取物語のかぐや姫を思わせる様な光景だ。
 声に導かれる様に芸術性の高い枝を右に曲げたり左に曲げたりを繰り返す。
 すると――
 キュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ……ン
 という音がして、複雑に入り組んだ枝が移動していく。
 そして、その奥には棺の様なものがあった。
 鍵穴があったので、それに【木のキー】を差し込み回してみる。
 すると、木棺?を思わせるその物体は、【ガコン】という音を立てて、開いた。
 そして、その中にはこういうシチュエーションではおなじみの【美少女】が寝息も立てずに眠っていた。

続く。