第二章 【木】の【お庭番】


 だが、命の危険を感じたというのもあってか?、心の奥底から何やら声がする事に気づいた。
(こっちです。
 御館様(おやかたさま)……)
 という声が響く。
 【さくま】は、
「こっち?
 え……?
 どっち?」
 と言うと、
(こっちです。
 こっち、こっち。
 こっちです)
 と更に声が響く。