偲の表情は無様に逃げ惑う琴太の姿がその瞳に映し出され、どことなくガッカリした様子だった。
 ――そう、彼女は【ガッカリ】した様な表情だったのだ。
 そこには【ガッカリ】――つまり、琴太への失望が見て取れた。
 そこには感情がある。