深く考えていなかった琴太のミスが、一体彼女をどれだけ苦しめたのだろうか?
 琴太達が冒険している間も偲は、再調整を繰り返されていた。
 再調整が繰り返されて行く度に彼女の中から偲の自我は消えて行った。
 優しかった彼女は息を潜め、すっかり敵の幹部になり下がってしまった。
 彼女になんて詫びたら良いのか、琴太には解らなかった。
 だけど、本当に詫びるのは彼女を救い出してからだ。

続く。