偲は、
「訳のわからない事を……」
 と言うが、琴太は、
「解らねぇのはお前が正気じゃねぇからだ。
 俺は王子って柄じゃねぇが、俺らしくたたき起こしてやる。
 ちっと手荒だが勘弁しろよ」
 と言って琴太なりの宣戦布告をした。
 琴太が偲を取り返す冒険もいよいよ大詰め。
 とらわれのお姫様が、敵の刺客として現れた。
 そんな状況というところか?
 だが、琴太は焦らない。
 慌てない。
 動じない。
 何故ならば偲を助け出せると確信しているからだ。
 琴太の救出バトルが今、はじまろうとしていた。


続く。