今まで、ふんぞり返っていれば、返っているほど、無様に見える光景だろう。
 琴太達が相手をするのは、そんな逃げて来た存在に過ぎない。
 だが、それは相手がクアンスティータだったからだ。
 琴太達にとっては対峙するのも難しい強大過ぎる相手には違いなかった。
 なので、リオン・マルクから、その敵の名前を聞いた時、形容しがたい気持ちでその名を記憶した。