その言葉を聞いて、ドゥナは少しだけ救われた気持ちになった。
 アンドリューの事を予見出来なかった事を悔やんでいたのだ。
 ドロシーが飛んだ所から偲の居る場所まではそう遠くない。
 せいぜい、2キロと言ったところだろう。
 味方だった時も琴太の気配なら1キロ先でも知ることが出来ていたという偲ならば、少し近づけば琴太の気配を感じ、警戒するだろう。
 ティアグラの力を得ている以上、今、気配を察知出来ていてもおかしくない。
「来るわ!」
 アリスが叫んだ。

続く。