やはり、琴太の力を推し量っていたようだ。
 用がすんだからなのか、琴太は再び、元の世界へと戻されるのだった。
「琴太お兄ちゃん、どこにいってたのぉ~」
 セレナータが駆け寄り抱きつく。
「ちょっとな、ティアグラのやろうに挨拶されただけだ」
 と琴太は言った。
 が、その表情からはただの挨拶ではないことははっきりとわかった。
「ティアグラなの?」
 アリスが聞き返した。