最後の断末魔を上げ、【怨嗟の書】がボロボロになっていく。
 【怨嗟の書】の最後だった。
 シプサムだった者は元の姿へと戻っていく。
 戻った時の姿は可愛らしい女の子……に見えた。
「お、お前ぇ、せ、セレナータじゃねぇか……なんでここに?」
「あーん、琴太お兄ちゃん、怖かったよぉ~」
 ガバッと琴太に抱きつく。