「よっしゃ、やるか。女の前でかっこ悪りぃとこは見せらんねぇからな」
 やる気満々の琴太。
 状況からしても目の前の男が悪党なのは丸わかりだ。
 傷つく人間を見て高笑いをしているような奴に話し合いが通じるとも思えない。
 力づくでも【怨嗟の書】をぶんどって、ビリビリに破いて終わらせるつもりでいた。
「やぁ、僕はシビル、この町の支配者様さ。後は全て家畜。僕のエサなんだ」
「あぁ、解った。お前がクソ外道だって事はな。悪いが一分でけりつける約束したんでな、覚悟決めな」