「【怨嗟の書】?さっき、おめぇ【狂気の書】って言わなかったか?」
「言ったわよ。【狂気の書】の方が有名だからね」
「書って事は本だろ?本がどうしたんだよ?」
「【怨嗟の書】っていうのは違うとは思うんだけど、【狂気の書】で言えば、見た目は普通の小説なのよ。恋愛小説だったり、時代小説だったりSF、ファンタジー、推理物……いろいろね。だけど、それにはノンブル(ページ)の所に白くして見えにくくしてあるドクロのマークが刷ってあって、その小説を全部読み切ると読んだ人間は殺人鬼になるっていう都市伝説よ」