それを見たクティノスは…
「ほぅ…これは面白い…では、ワシも…」
 もらってくるかと言おうとしたときには彼の心臓は抜き取られ、そのまま、偲の口の中に…
 絶命するクティノス…
 それを見て恐怖にかられ逃げ出す恐獣達だったが、一体も彼女から逃げおおせる事は出来なかった。
 彼女の中から感じられるのは神御の力と悪空魔の力、そして、化獣の力、全てが感じられた。
 偲は中位でも上位でもない特殊な絶対者となってしまった。
 殺された者の内、心臓を偲に食べられたクティノスを含む恐獣数体だけが、ムクリと起き上がり、他の恐獣はドロドロに溶けてしまった。
 どうやら、偲には心臓を食べた相手を支配下における力があるようだ。
 ドゥナの予言通り、偲は敵となってしまった。
 彼女の予言が全て正しかったとすれば、琴太のパーティーは全滅する。
 早くも正念場にたたされるのだった。

 
続く。