用心深い彼はその様な危ない賭けに出ることを拒否したのだ。
処分に困った彼は、それを人間で試す事にした。
上手くいけばもう一度、薬をもらいにいくつもりでいた。
危ない橋を渡らずにという訳だった。
だが、何であれ、危険を冒さずに手に入れられる大きな力などない…。
彼は後悔する前に消える事になる…。
所詮、中位または上位絶対者になる器ではなかったのだろう…。
苦しみから解放された偲が再び目を醒ました時、以前の彼女と様子が変わっていた…。
力を確かめるようにシャドウボクシングを始めたかと思うと考え込み、にやりと笑った。
かと思うと先ほど、彼女を押さえつけていた恐獣と力比べを始めた。
結果は指一本でその恐獣を地面にたたきつけた。
明らかに別人となっている。