「よい…娘よ、強制はしない…二つに一つ、どちらか好きな方を選択するがいい…」
 クティノスが用意した二択…
 それは、三つの薬を飲むという事、もしくはここでなぶり殺しにされるという事だった。 遁走術…すなわち逃げる手段はたくさん持っている偲だったが、ここは恐獣の本拠地、獣の沼…逃げ切れるという保証はない…。
 生きていれば、必ず、勝機はある…
 そう思った偲が選択するのは三つの薬を飲むという選択だった。
 だが、得体の知れない薬を飲む気はない…
 忍術を駆使して薬を飲んだふりをする偲…