勝てる勝負だと思っていた。
それが自惚れ――傲慢だと言うことに気付いて居なかった。
結果から言おう――この【ステージ】では勝てた。
残った2人も死亡して、俺はこの【ステージ】を勝ち残った。
だが、この時、思い描いていた様に余裕で勝てた訳じゃない――偶然だ。
あくまでも偶然勝てただけに過ぎない。
あいつらは最後の【トラップ】を仕掛けていた。
【A】の【土を溶かす能力】で溶かした土の中に、【毒爪の能力】の爪を折って隠していた。
そこへ、落とすために、【C】のガムみたいにくっつける【光の玉】をおとりにしてつるつる滑る事になる液体をぶちまける【闇の玉】をぶつけて、俺は滑って、【毒爪】が埋まっている【トラップ】にまっすぐ向かって行った。
俺は、【チョキのカウンター】で【闇の玉】を指定したが、【C】の隠してあった残り1つの【異能力】――恐らく、破裂して、中にたくさん詰まっていた【五寸釘】をばらまく【爆発系】の【赤い玉】を放たれて、思わず避けた拍子に、まんまと【毒爪】が埋まっている【トラップ】に手をついてしまった。
慌てて、手をどけたが、後の祭り――地面に埋まっていた【毒爪】にやられ、俺はもがき苦しんだ。
死ぬかと思った――本気で死ぬかと思ったんだ。
もう駄目だと思った時――俺の勝利が決まった。