だけど、【D】を殺した時と【B】を殺した時は、同じ【チョキの異能力】だが、あいつらの目には異なる【能力】に映っていたに違いない。
 つまり、あいつ等は、俺の【異能力】が最低でも【4つ持っている】と勘違いしているハズだ。
 正確には、【チョキの異能力】を使う時、【能力】を見破るために、【ターゲット】と【俺】の間に、何かを配置しないと行けないから、毎回、その何かの形を変えているだけなんだが、【カウンター】の効果が違うから、あいつらの目には違う【異能力】に映っているって寸法だ。
 【異能力】を3つ持っている場合と4つ持っている場合だと条件が違う。
 3つの場合、【ギリギリの参加費】を支払って参加した【参加者】だと思われるだろうが、4つの場合、そいつは、もっと【高い参加費】を支払って、参加した【参加者】である可能性が出てくるって事になる。
 上限は1000万だから、多くても10種類までだが、あいつらは俺が、他にも【異能力】を隠し持っているかも知れないって勝手に勘違いしてくれるって訳だ。
 つまり、俺が、また別の何かの形で、【チョキの異能力のカウンター用】の何かを出せば、ある程度、けん制出来るって訳だ。
 これは使える――はずだ。
 それにしても、やっぱ、俺、バトルの天才じゃないか?
 少ない情報で、これだけ戦況を分析出来ている。
 これは、この【ゲーム】にとって、かなり有利に働くはず。
 ――と、俺はいい気になっていた――増長していた。