【内村 理沙】だった奴は【俺のグーの異能力】で【内村 理沙】に変身していた【異能力】の【使用権利の玉】を落として俺はすかさず、その【玉】を拾い上げた。
これで、こいつは、【内村 理沙】に変身すると言う【異能力】は使えなくなったはずだ。
この【グーの異能力】は優先的に現在使用している【異能力】の【使用権利の玉】を落下させるからだ。
正体は、何のことはない【D】だったか。
どうやら、俺をだまし討ちしようと思って近づいた様だな。
【内村 理沙】が出て来た事で引き上げただなんて嘘まででっち上げて。
【三文芝居】も良いところだ。
これで、【D】の【異能力】も2つ目を確認した。
恐らく、【ターゲット】の記憶から【ターゲット】が強く思っている人間をコピーしてその人間の【記憶】を持った【偽者】になれるって【能力】だろう。
仮にこの予想が外れていたとしても正解から遠からずってやつだ。
――全く、俺は今でも【内村 理沙】を好きだって言うのか?
馬鹿にするにも程があるぜ。
俺はあの【女】に騙されたんだ。
復讐してやるんだ……って思いたいが、やっぱりまだ好きなんだろうな?
悔しいがそれは認めるしかない。
なぜなら、【内村 理沙】の声が聞こえた時、俺は懲りずにまだキュンっとなっていた。
まだ、好きなんだと自覚してしまった。
だから、本当に、あの【女】と同じ【ステージ】で戦っていたら、殺せず、逆に殺されていたかも知れない。
俺もまだまだ甘いって事が解った。
その事が解っただけでも収穫としよう。
おっと、行けない――まだ戦闘中だった。