「そうか――じゃあ次の質問だ。
2ヶ月と10日前、俺と2人で部活の買い出しに行く約束をしてたけど、お前、急にドタキャンしただろ?――あれは何でだ?」
「え?――ドタキャン?……あ、あ~、それは、ちょっと恥ずかしかったんだよ。
君と2人っきりってのがね。
――ねぇ、もう良いでしょ?
もう、私本人だって解ったでしょ?」
「あぁ、そうだな――もう、良いか。
大体確認出来た――確かにお前は、俺との思い出を持っている様だ……」
「そうでしょ?――じゃあ、行くね……」
「あぁ……」
と言って俺は、近づいてくる、【内村 理沙】を【グーの異能力】で斬りつけた。
【内村 理沙】は、
「な、なん……で……?」
とつぶやく。
俺は、
「ほんっとに残念だ。
本物だったら、俺が殺してやろうって思ってたんだがな。
だけど、お前は本物じゃない――真っ赤な偽者だ。
例えお前が俺と【内村 理沙】との間の【記憶】を持っていてもな。
それに2つ目の【質問】だが、すっぽかしたのは俺の方だ。
一緒にいるのが恥ずかしかったのは俺の方だ――お前じゃない。
お前は、俺が来なかった事に激怒してキレていた。
お前が、記憶を掘り起こしたのは、【俺と内村 理沙】が【部活の買い物】の約束をした所だろ?――記憶は最後まで確認するべきだな。
本人じゃないから、どの部分の記憶を読むのか解らず、読み間違えたんだな?
もう少し台本をよく読むんだな、この大根役者。
1つ目の質問に対しても不正解だ。
あの【女】は、ショックなど受けていなかった。
むしろニヤニヤしてたんだ。
ショックを受けているって顔じゃなかった。
ショックを受けたのはその顔を見た俺の方だ。
嘘ならもっと上手く使え」
と啖呵を切った。