そう言う不利なじゃんけんを俺は強要されることになるって事になる。
 【異なる異能力】を【予想】しても、俺は【カウンター】で返せない。
 理解すれば、どんな【異能力】でも返せる【異能力】。
 一見すれば、無敵に見えるこの【力】も万能じゃない。
 万能どころか負ける可能性の高い、かなりリスキーな戦いになるんだと言えるんだ。
 だけど俺は【じゃんけん】に勝つ方法を知っている。
 いや、ある程度、理解している。
 例えば、【敵】の【3つの異能力】――それの見た目が例えば、【玉の形状】をしているなど全く同じに見える【場合】はどれだか解らないが、【じゃんけん】で例えれば、相手が出す【じゃんけんの手】を出す前の【癖】を知っている様なものだからだ。
 例えば、【グー】を出す前は瞬きが多くなる癖、【チョキ】を出す前は鼻の穴が大きくなる癖、【パー】を出す前は目が泳ぐ癖があると言う事が解っていれば、相手が出す前に【じゃんけんの手】が予想出来る。
 つまり、【じゃんけんの手】をカンニング出来るって事だ。
 回りくどい説明になったが、どう言う事かと説明すれば、例えば、【A】の場合、【3つの異能力】を出す時の【モーション】が全部大きく違うって事だ。
 【1つ目】の【土を溶かす能力】/【グー】は、土に触れなければ出来ないし、
 【2つ目】の【空気の弾丸の能力】/【チョキ】は、右手と左手の親指と人差し指で大きなわっかを作らないといけないし、
 【3つ目】の【毒爪の能力】/【パー】は、毒の爪が自分に当たらない様に、身体から放す動作をするって事だ。
 それだけ動きが違えば、出す前に【じゃんけんの手】が読めるって事だ。
 だから、【A】については問題にしていない。